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ドッグフードの種類を変える場合の注意点(子犬用から成犬用)

管理人

ドッグフードの種類を子犬用から成犬用に変えようと思っているんだけど、何に注意をしたらいいんだろう?

獣医師G

まずは、変える時期だよね。犬のサイズによって多少前後するけど、子犬は大体12カ月齢くらいで成犬の体になるんだよ。だから、生後1年くらいがフードを変更する目安かな。基本的には子犬用のフードのパッケージにどれくらいまで子犬用フードを与えるか書いてあるから、その時期に合わせて変えていけばいいよ。

管理人

成犬用のフードの選び方はどうしたらいいのかな?

獣医師G

今食べているフードで体調がよさそうなら同じメーカーの成犬用フードが一番無難じゃないかな。もし、メーカーを変えたい場合は、今のフードと主原料が同じフードを選ぶことがおすすめかな。原材料表示の一番最初に書いてあるのが主原料だよ。

管理人

そっか、じゃあそろそろ変える時期みたいだから、今のフードがなくなったら成犬用のフードを買ってきて変えてみるね。

獣医師G

ちょっと待って!ドッグフードは急に切り替えないようにしなきゃ。無くなったから急にフードを100%切り替えると、お腹がその変化に追いつけずに消化不良を起こして下痢やおう吐が出てしまう子も多いんだよ。必ず、少しずつまぜながら徐々に成犬用のフードの割合を増やしていくことが、切り替えのポイントだよ。

子犬が順調に育ち、体の大きさも内臓の機能も大人と同じようになってくると、子犬用のフードでは栄養過多になってしまうことが多く、成犬用フードに切り替える必要が出てきます。

時期が来たらそのまま何も考えずにフードを変えてしまっても、問題が起きることは多くはないですが、中にはフードの切り替えで調子を崩してしまうこともあります。今回は、安全にドッグフードの種類を子犬用から成犬用に切り替えるための注意点を考えてみましょう。

切り替えの時期

犬が大人になる時期は、犬のサイズ(小型犬・中型犬・大型犬)によって変わってきますが、大体生後12カ月前後になります。小型犬では10カ月齢くらい、大型犬では18カ月齢位まで子犬用フードを変えることもあります。

ほとんどの子犬用フードのパッケージには、そのフードを食べさせる時期というのが書いてあります。「〇か月~〇か月齢用」と書いてあることが多いので、その時期が切り替え時だと思ってもらってかまいません。それほど厳密に従う必要はありませんが、数カ月以上前後することがないようにはしておきましょうね。

成犬用フードの選び方

今は様々なメーカーからたくさんのフードが出ていて、いったいどれにしたらいいか迷う方も多いと思います。どのように選んだらいいのか、いくつかのパターンをご紹介しましょう。

1.体調も良く、フードに不満がない場合

今のフードに満足しており、特に変える理由がない場合は「同じメーカーの成犬用フード」を選ぶことが一番無難です。同じメーカーのフードの場合、原材料が似ていることも多く、消化不良を起こしたり、味が気に入らないということがあまりありません。

体調も良く、フードに不満がなければ単純に同じメーカーの成犬用フードで問題ないでしょう。

2.特に体調不良はないが、メーカーを変えたい場合

体調は良さそうだけれど、食いつきが悪いとか、手に入れるのが大変などの理由でメーカーを変えたい場合もあるでしょう。その場合にオススメするのが「主原料が同じフード」です。ドッグフードのパッケージの裏面には原材料の一覧が載っており、一番最初に書いてあるのが主原料です。

主原料が同じフードを選ぶことで、アレルギーや消化不良を起こすリスクを減らしてくれます。

3.何か病気、あるいは体調で気になることがある犬の場合

もし大きな病気がある場合は、処方食を食べさせる必要があります。その場合は必ず動物病院で相談して、合った食餌を選んでもらいましょう。病気というほどではないけれど、体調で気になることがあるとか、ここが弱いという場合には、体調に合ったフードをチョイスするようにしましょう。

皮膚が弱い:アレルギー用フード、皮膚用フード
胃腸が弱い:胃腸が弱い子用フード、アレルギーフード、高繊維フード
尿路結石や結晶が出る:下部泌尿器疾患用フード

他にもたくさんの種類のフードがありますが、若い犬でよく出てくる病気は以上の3つです。

切り替えるときの注意点

切り替えの時期とフードの種類の選び方を理解してもらえたと思いますが、実際に切り替えるときも注意が必要です。

急に変えない

手作り食を食べている子以外は、犬は基本的に毎日同じフードを食べています。そのため、そのフードに合うような胃腸の環境になっており、急にそのフードが変わると、その変化に胃腸が追い付かなくなってしまいます。

また、今まで食べたことのないものは、警戒して食べない子も多いです。子犬用フードから成犬用フードに急に切り替えるとそのフードを受け入れない子もいます。

消化と受け入れの観点から、急にフードを切り替えることはお勧めできません。

2週間かけて徐々に切り替える

成犬用フードには、徐々に切り替えるということが必要になります。その場合、最初は少しだけ新しいフードを混ぜて、徐々にその割合を増やしていくということを行います。下の図が切り替えのモデルになります。

最短でも2週間かけて変えることをおすすめしますが、以下のような症状が出た場合は、子犬用フードの割合を再度増やす必要があります。1ヶ月くらいかかってもいいので徐々に切り替えていきましょう。

  • 軟便・下痢
  • 便秘
  • おう吐
  • 食欲不振

また、フードを変えてから、下痢などの消化器症状が続く場合は、食物アレルギーや食事不耐性(消化できない成分が含まれている)の可能性があります。フードの種類や病気の有無について、動物病院で相談するようにしましょう。

まとめ

成犬用フードはこれから愛犬が5年以上食べていくことになるフードです。病気などが出てこなければ、その間に変える必要はないため、スタートの時期から愛犬に合ったご飯を選びたいですね。

また、切り替え方も大切ですので、この記事を参考にして切り替えていってくださいね。

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